DCP(第2リン酸カルシウム)は牛骨をゼラチン原料に加工する際にできる副産物です。DCPは主に窯業原料、飼料添加剤などに使用されてきました。

11-1. DCPの有効利用による環境改善

近年、富山高等専門学校との共同研究で、当社のDCPが水中の遊離フッ素と効率的に反応し、安定なフッ化アパタイト(FAp)を生成することが解りました。これにより土壌や排水中のフッ素固定剤として有効利用できます。

<表11-1-1> DCPとフッ素の反応

11-2. DCPの構造

当社のDCPは花冠状のため、フッ素との反応効率が高く、流動性や沈降性が良好です。

<図11-2-1> DCPの電子顕微鏡写真

11-3. DCPの共同研究者

DCPの有効利用に関する共同研究者を紹介します。

物質化学工学科 教授

ソリューションセンター長

 

博士(工学)

たふ まさもと

袋布 昌幹

機械システム工学科 准教授

 

 

博士(工学)

としま たけし

豊嶋 剛司

DCPの有効利用に関する資料

富山高等専門学校とのDCPの有効利用に関する共同研究 資料

DCPの有効利用に関する文献

1. Improving the properties of dicalcium phosphate dihydrate (DCPD) powder by changing the morphology

Takeshi TOSHIMA, Yuki SATO, Saori TAKAMATSU, Masamoto TAFU, Kentaro TAMADA, Yasuo MORIOKA,  Journal of the Ceramic Society of Japan,  2018 Vol. 126 Issue 3 p. 202-207

2. リン酸カルシウムのナノ表面反応を用いた廃水および石こう中フッ素化合物の処理

袋布 昌幹, 丁子 哲治, 伊永 隆史,  環境と安全,  2010年 1巻 2号 p. 2_33-2_39

3. リン酸水素カルシウム二水和物(DCPD)と 水溶液中低濃度フッ化物イオンとの反応

袋布 昌幹, 丁子 哲治,  Journal of the Ceramic Society,  2005年 113巻 1317号 p. 363-367