当社の主力製品であるゼラチンやコラーゲンペプチドの製造には多くのエネルギーや水を必要とします。リサイクルを活用しながら、エネルギーの効率的な利用やCO₂排出、水資源の使用削減に取り組んでいます。
また、牛骨ゼラチンの副産物であるDCP(第二リン酸カルシウム)は、近年、富山高等専門学校との共同研究により、水や土壌に含まれるフッ素を固定し、過剰なフッ素が溶け出すのを防止する作用が確認されています。
当社ならではの技術を活用し、新たな環境改善の方法として社会に貢献することを目指します。
2025年度の大阪工場全体のCO₂排出量は18.3千tとなり、前年度実績(18.4千t)から微減したものの、単年目標は未達となりました。これは主に、一部生産設備の稼働状況の変動や、夏季の気温上昇に伴う負荷増大が影響しました。
今後は生産性の継続的改善に加え、省エネルギーの推進など、2030年度の削減目標達成に向けた取り組みをさらに加速させてまいります。
2025年度の製造エネルギー原単位は1.88kL/tとなり、目標未達でした。CO2排出量と同様に、一部生産設備の稼働状況の変動や、気温上昇による負荷増大に伴いエネルギー効率の維持に課題が残ったことが影響しています。
2026年度は、設備の安定稼働と効率的な運用管理の徹底により、エネルギー消費の最適化を再構築し、省エネルギーを推進します。
ゼラチンの製造工程では多くの水資源を使用します。また、品質の維持・向上のために、設備の洗浄作業でも水を多く必要とします。2025年度は一部生産設備の稼働状況の変動などの影響を受け、取水量は1,106千㎥、取水量原単位は173.2㎥/tとなり目標未達となりました。
製品の品質を維持しながら、引き続き取水量の削減や再利用への取り組みを強化します。
排水処理工程における汚泥削減のための設備改造が安定稼働したことなどにより、2025年度の廃棄物量は2.4千tとなり、前年度実績(3.0千t)から大幅に削減されました。
今後も高いリサイクル率を維持しながら、分別・回収体制の徹底によりさらなる廃棄物量の削減を目指します。
全部署でペーパーレス化や業務プロセスのデジタル化を積極的に進めた結果、2025年度のコピー用紙使用量は1.2tとなり、前年度実績(1.4t)からさらに削減し、目標を達成しました。
引き続き全社的なデジタル化の推進などを通じて、紙資源の削減に努めます。
DCP(第2リン酸カルシウム)は牛骨をゼラチン原料に加工する際に生じる副産物です。
当社のDCPは、フッ素を効率的に不溶化・固定化することがわかりました。これにより、土壌や排水中のフッ素固定剤として有効利用できます。(富山高等専門学校との共同研究)
当社のDCPを排水処理、土壌処理に使用すると、基準物質であるフッ素を効率的に不溶化・固定化し、除去できる。

