未利用資源から新たな価値を創出し
人々の豊かな生活と社会課題解決に貢献
平素は格別のご高配を賜り、心よりお礼申し上げます。
当社の起源は1918年、牛革ベルト製造時の副産物から工業用ゼラチン(にかわ)を製造したことに始まります。以来、100年以上にわたり、本来廃棄されるはずの畜産業や水産業の副産物を原料に、独自の製造技術の研鑽によりゼラチンやコラーゲンペプチドを製造し、食品、健康・美容、医療といった様々な分野へと市場や用途を切り拓き、事業を展開してまいりました。
未利用資源を利用するだけでなく、そこに新しい価値を創出し、人々の生活をより豊かなもの
とするアップサイクル型のビジネスモデルは、今日の持続可能な社会づくりという理念の先駆
けであったとも言えます。
当社は、2024年5月に公表した中期経営計画において、『コラーゲンを通じて人々のQOL向上
に貢献する』ことを2030年ビジョンに掲げ、高収益企業への転換と持続的な成長を実現する
ため、以下の取り組みを進めております。
- 生産体制再編によるコスト競争力強化とバイオメディカル事業の黒字化による収益力の抜
本的強化 - 運転資本の効率化等によるキャッシュ創出力の強化
- グローバルガバナンスの強化や人的資本の価値向上による収益安定のための経営基盤強化
わたしたちはこれからも、世の中の未利用資源を見出し、当社独自の製造技術と研究開発活動
を通じて、新たな価値を創出し続けます。そして、人々の豊かな生活の実現と社会課題の解決
に貢献することで、さらなる企業価値の向上を目指してまいります。
今後ともみなさまの変わらぬご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。
新田ゼラチン株式会社
代表取締役社長
竹宮 秀典