3-8.  表皮のターンオーバー

コラーゲンペプチドを添加すると、表皮のターンオーバーの指標であるケラチン10やインボルクリン、トランスグルタミナーゼのなどの遺伝子発現が促進し、ターンオーバーを促進していることがわかりました。

ヒト正常皮膚表皮角化細胞を用いてRT-PCR法により遺伝子発現量を測定

Mean±SE,  Tukey test, ** p<0.01(vs 無添加)

出典: 新田ゼラチン調べ

ケラチン 10

表皮細胞の細胞骨格を形成するたんぱく質です。

インボルクリン

CE(コーニファイドエンベロープ。角層細胞の細胞膜を裏打ちする[疎水性構造])の構成物質のひとつです。

トランスグルタミナーゼ

インボルクリンやロリクリンを架橋してCEを形成します。

 

3-9.  コラーゲンペプチドの摂取によって美肌に導く

キメ改善、隠れジミ改善

  • 表皮角化細胞の分化促進し、表皮の代謝が早くなり、メラニン色素を早く排出。

保湿

  • 表皮角化細胞のHAS2AQP3FLG遺伝子発現促進。
  • 表皮のバリア機能(K10IvlTGFLGTJAPSPTLC1)遺伝子発現促進。
  • 真皮の線維芽細胞のヒアルロン酸及びコラーゲン産生量の促進。

シワ・たるみ改善、ハリ維持

  • エラスチン遺伝子発現促進
  • UVダメージの緩和

*疾病抑制剤(特許第4490498号)

*美白促進剤およびアトピー性皮膚炎改善剤(特許第6100364号)

*エラスチン産生促進剤(特許第6240447号)​

3-10.  皮膚の抗UV・シワ・赤み抑制

マウスデータ

コラーゲンペプチド摂取群では顕著に表皮のシワが抑制され、UVによる表皮の肥厚化が抑制されました。さらに、UV照射した群に比べ、コラーゲンペプチド摂取群では、シワが有意に抑制されることが確認され、保湿性および顔の赤みが有意に軽減できることが示されました。

6週齢のヘアレスマウスにコラーゲンペプチドをヒト換算で5g/日もしくは、
10g/日で12週間摂取させた。UVB照射は、3回/週で行い、合計8100mJ/cm~{2}照射した。

student’s Tukey test , ### p<0.001 , ## p<0.01 , # p<0.05(vs Nomal mice)
** p<0.01 , * p<0.05(vs UVB mice)

 

出典:Hyun-Jun Shin, Jong ilPark, Chang-Ju Kwon, Hwa young Kim, Inoue N, Koizumi S, Jae Sung Hwang; The Effect of Collagen Peptide Intake on UVB-induced Skin Damage in Hairless mice. Journal of the Korea Academia-Industrial cooperation Society;17 (3) , 611-621, 2016

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