7-1.  ヒト臨床試験データ

臨床試験内容

  アクティブコントロール二重盲検法
 ● 35~50歳、糖尿病患者(薬併用)
 ● コントロール群:21名(難消化性デキストリン)
  コラーゲンペプチド群:39名
 ● 摂取量:10g/日(朝食後)、12週間
 ● 評価項目:空腹血糖値、QOLスコア、HbA1C、インシュリン抵抗性

*p<0.05(vs コントロール)

 

コラーゲンペプチドを10g/日で12週間摂取することによって、空腹血糖値、ヘモグロビンA1c、インシュリン抵抗性およびQOLスコアを難消化性デキストリンに比べ有意に減少させました。

 

引用 : 第10回アミノ酸学会発表内容抜粋

7-2.  血糖値上昇抑制メカニズム

ヒト腸管内分泌細胞由来NCI-H716細胞を使用、ELISA検査、最終濃度:5mM、*p<0.05(vs ブランク)

※ EO:Glu-Hyp、EOG:Glu-Hyp-Gly、LOG:Leu-Hyp-Gly

LOGは代表的なDPP4阻害ペプチド

Column血糖値上昇抑制メカニズム

小腸上部のL細胞から分泌されるGLP-1はインクレチンと呼ばれるホルモンで、膵臓に作用してインスリン分泌を促進します。 一方、細胞表面に存在するDPP4酵素はGLP-1を不活性化し、インスリン分泌を抑制します。 II型糖尿病患者ではDPP4の活性が高くなり、血糖値が下がりにくくなることが報告されています。したがって、DPP4を阻害することでGLP-1の働きが亢進し、高血糖を抑制することができます。

コラーゲンペプチドはDPP4を阻害し、GLP-1の分泌を促進することで血糖値の上昇を抑制すると考えられます。

動画 : 血糖値