3-4. | 保湿への効果 |


正常皮膚表皮角化細胞を用いてリアルタイムRT-PCR法により測定
Paired-t test ** p<0.01(vs 無添加)
コラーゲンペプチドを添加すると、表皮のターンオーバー*や保湿性を示す遺伝子の発現が促進されることが示されました。
*ターンオーバーとは、代謝を示します。
引用 : 新田ゼラチン調べ
皮膚の上層(表皮)には血管が存在しません。その代わりに、水の通り道であるアクアポリンチャンネルを介して水がめぐることで水分が調節され、栄養が運ばれています。表皮にはアクアポリン3(AQP3)が発現しており、皮膚の水分保持や弾力性、そしてバリア機能にとって重要な役割を果たしています。




正常皮膚表皮角化細胞を用いてリアルタイムRT-PCR法により測定
Paired-t test ** p<0.01(vs 無添加)
コラーゲンペプチドまたは、Hyp-Gly(OG)の添加により、培養表皮角化細胞において、バリア機能に関する遺伝子発現が促進されることがわかりました。バリア機能が促進されることによって、皮膚からの水の蒸発を防ぎ、肌の保水性を高めていることもわかりました。
皮膚のターンオーバーにともなって分解され、天然保湿因子(NMF)の一員となって肌を保湿します。
表皮にある、細胞と細胞の間の結合です。内部からの水の漏出や、外部からの異物の侵入を防ぎます。
細胞と細胞の間に存在する脂質で、水をつなぎとめる役割をしています。

加齢に伴い減少するヒアルロン酸産生量やコラーゲン産生量。しかし、活性成分高含有品を添加すると、0歳時と同等もしくはそれ以上のヒアルロン酸やコラーゲンの産生が促進されました。

正常皮膚線維芽細胞を用いてELISA法により測定
Paired-t-test ** p<0.01(vs 0歳無添加)

正常皮膚線維芽細胞(0歳、45歳由来)を用いてELISA法により測定
Paired-t-test ** p<0.01(vs 0歳無添加)
3-5. | 弾力への効果 |

正常皮膚線維芽細胞を用いてリアルタイムPCR法により測定
Paired-t-test ** p<0.01(vs 0歳無添加)

正常皮膚線維芽細胞を用いて、25,000μJ/cm~{2}でUV照射後、コラーゲンペプチドを添加し、UVダメージの修復改善をエラスチン発現量をリアルタイムRT-PCR法により測定
Paired-t-test ** p<0.01(vs UV-無添加)

エラスチンは、肌のハリやシワを抑制する役割を担っていると言われていますが、加齢に伴いエラスチン遺伝子発現量は減少します。活性成分高含有品を添加すると、0歳時と有意差がないほど発現が促進されました。また、UVを浴びると、エラスチン遺伝子発現が減少し、シワやたるみができやすくなります。しかし、コラーゲンペプチドの存在下では、UV照射後でも遺伝子の発現量が有意に増加することが示されました。
エラスチン産生促進剤(特許第6240447号)
引用 : 新田ゼラチン調べ

真皮を構成する物質です。コラーゲンは、主に細胞の足場となるようなネットワーク構造をとり、ヒアルロン酸は、コラーゲンの間を埋め尽くすコンクリートの役割。そして、エラスチンは、コラーゲン同士を結びつける接着剤の役割を担います。これらの物質が皮膚の真皮や血管、靭帯などに存在することで、肌にハリや弾力を与えます。