第75回 日本栄養・食糧学会大会でコラーゲンペプチドの機能性研究成果発表

2021年7月3日~4日に開催された第75回 日本栄養・食糧学会大会でコラーゲンペプチドの機能性研究成果を発表しました。

褐色脂肪細胞分化マスター遺伝子 PGC-1αプロモーターにおけるコラーゲン由来ジ ペプチド Pro-Hyp レスポンスエレメントの 探索

城西大学 薬学部との共同研究

人間の脂肪細胞には体内の余分なエネルギーを脂肪として蓄積する「白色脂肪細胞」と脂肪を燃焼し熱を産生する働きを持つ「褐色脂肪細胞」の2種類が存在します。褐色脂肪細胞を増加させることは、消費エネルギー量を増加させ、肥満の改善や生活習慣病の予防に役立つと考えられます。

 

本研究により、褐色脂肪細胞を増加させるメカニズムの一端としてPGC-1αの遺伝子発現量の増加にはコラーゲンペプチドの機能性因子の1つであるPro-HypがFoxo1へ結合することで、褐色脂肪細胞の分化を促進することが解明されました。

 

その結果、コラーゲンペプチドの摂取により肥満の改善や生活習慣病の予防に役立つ可能性が示唆されました。