あえて向いていないと思っていた
製造業に飛び込んだ

 

私は少し変わった経歴を持っていて、新田ゼラチンに入社する以前は美容師をしていました。紆余曲折があり当社の門を叩いたのは、避けていた製造業にあえて飛び込んでみようと思ったからです。自分に向いていると思った美容師が続かなかった。であれば向いていないと思っていた仕事に挑戦してみることで、新しい発見があるかもしれないと考えました。数ある企業の中で当社を選んだ理由は、地元に本社があるため幼い頃から知っていたこと、安定した経営基盤に惹かれたことです。

現場や状況を俯瞰的に捉え
最適解を導く

 

現在は製造オペレーターとして原料の水洗~抽出、濾過~乾燥までの一連の工程を担当しています。私自身、製造業は苦手なルーチンワークのイメージが強かったから避けていました。しかし、いざ働いてみると当社が特殊かもしれないのですが、自分自身で考え、業務に落とし込んでいく場面が多々あります。前工程の進捗具合によって段取りを変更したり、日々微妙にコンディションが違う原料に対して機械のセッティングや各工程の時間を調整したりしながら、リードタイムの短縮や品質を維持する。これが非常に面白く、入社前に抱いていたルーチンワークのイメージはすぐに払拭されました。

製造の視点から
改善施策を提案する

 

今後の目標は生産効率・製品の品質向上を図るため、作業の標準化をはじめ、工程やコストの最適化、省力化を推進していくことです。工場内を見渡すと、まだまだ自動化や作業の効率化ができる工程があります。以前、設備保全と生産技術のメンバーと協力して自動化を実現する設備を導入したことがありました。この経験は私にとってひとつの転機であり、ウィークポイントにメスを入れることで、製造現場をもっと改善できるという考えを持つようになりました。現場を起点に他部署を巻き込んで、より良い生産工程をつくっていきたいですね。