トラブルが大きくなる前に

防ぐことがミッション

 

設備保全の役割を一言で言うと、生産の維持です。工場内で稼働する機械設備に何らかの不備が発生し、仮にその影響で1日でも生産がストップしてしまえば、大きな損害が発生してしまいます。そんな最悪の事態を引き起こさないように、機械のメンテナンスや整備を通じて予防保全を行ったり、老朽化した設備があればオーバーホールを実施したりしています。また、予備の機械や部品をストックするなどして、トラブルが発生してもすぐさま復旧できる体制の構築にも取り組んでいます。

工場内の違和感にいち早く

気づくことが重要

 

設備保全で重要なのは周りに意識を向けることです。工場では多種多様な機械が稼働しています。場内を歩いていると、たまに異音が聞こえてくることがあるんです。「いつもと違う気がする…」と、いち早く気づくことで故障を防げる可能性が高まります。そのわずかな変化を察知するには普段から視野を広げること、製造部のメンバーと常日頃コミュニケーションを図り、気になったことや違和感について情報を共有することが必要不可欠です。

毎日やるべきことが変わる。

だから飽きがこない

 

工場内には未だに触ったことがない機械が数多く存在します。そんな未知の機械を分解して不具合の原因を調べ、直すことができたときがやりがいです。保全チームは機械のメンテナンスや修理だけでなく、製造部のリクエスト(ex.棚)に応じてモノをつくることもあります。その際はベストな形状を考えたり、キャスターなど付属品を検討したりと、現場の使いやすさを意識しながらものづくりに取り組んでいます。「今日はDIY、明日は定期点検、もしかするとイレギュラーなトラブルが発生するかもしれない…」毎日仕事が違うため、飽きることがありませんね。