一貫生産だからこそ、

広く・深く知ることができる

 

就職活動では製造業の中でも食品や化粧品など、身近な製品を製造している企業を志望していました。新田ゼラチンを選んだのは、自社工場で一貫生産している点に惹かれたことです。製品が完成する工程をすべて知ることができるのは、技術者として財産になると考え入社を決めました。入社3年目の今、ゼラチン製造の全容を理解することができ、日々やりがいを感じています。加えて最近は購買や営業など製造前後の工程も気になっています。これもさまざまな職種がある当社で働くからこそ抱ける興味だと考えています。                            

ベストな製造を考え、
実行に移すことが生産技術の務め

 

現在は生産技術チームにて、ゼラチン製造の管理をはじめ、製造条件の検討や既存製造方法の改善、今後の製造に活かすため、日々の製造結果をデータにまとめる業務などを担当しています。大阪工場では1日20tほどのゼラチンを製造しており、原料状態や温度・湿度などコンディションの変化によっては、日々異なる製造条件の指示を出す必要があります。そんな当社の主力製品であるゼラチンの量産におけるルール作りを入社2~3年目から任せてもらえるのは当社の魅力です。

仲間と共に取り組んだ半製品10tの製造

 

印象に残っているのは、とある医薬品向けゼラチンの製造を担当したことです。私は量産指示書の作成から携わったのですが、短納期の依頼ということもあり、ラボスケールで十分に製造条件を検討する余裕もなく、通常の製造ラインで製造する必要がありました。限られた時間で上司や製造部の方々に相談し、無事に成功したときは胸を撫で下ろしたことを覚えています。このようなイレギュラーな依頼が寄せられることも珍しくありませんが、周囲のサポートのおかげでいかなる難題に対しても高品質な製造を実現することができます。今後はもっと知識を深め、平時・緊急時でも安定して生産できる環境を整えることが目標です。