コラーゲンペプチドによる骨質改善に関する論文が科学雑誌『Biosci Biotechnol Biochem』に掲載されました

Biosci Biotechnol Biochem. 2019 Jul 19:1-7 

 

城西大学薬学部医療栄養学科との共同研究において、コラーゲン由来ジペプチド(Pro-Hyp:以下 ジペプチドという)が骨を作る骨芽細胞に直接作用し、骨質改善効果を発揮していることが報告されています。

 

本研究では、骨芽細胞の分化に重要な遺伝子Runx2と、そのRunx2の発現を弱めてしまう転写因子Foxg1に着目しました。その結果、ジペプチドが骨芽細胞中のFoxg1に直接結合し、その構造を変化させることにより、Runx2の発現が増加することを示唆しました。これらの研究により、コラーゲンペプチド摂取による骨質改善メカニズムの一部を解明することができました。