コラーゲンペプチド摂取による吸収動態に関する論文が科学誌(Biomedical Reserch)に掲載されました

宇都宮大学 農学部 蕪山先生との共同研究成果

コラーゲンペプチドは機能性食品として広く利用されていますが、腸管吸収直後の吸収特性についての理解は十分ではありませんでした。
本論文では、ラット腸および肝臓のin situ灌流法によつて吸収されたコラーゲン由来ペプチドの同定を試みました。その結果、摂取後短時間での循環血液中の主要なペプチドとして、以前に同定されたジペプチドおよびトリペプチド以外にも、アミノ酸が10個から15個結合した大きなペプチド分子が高濃度で同定されました。
本研究より、コラーゲンペプチド摂取により、今まで主な吸収ペプチドと考えられたジ・トリペプチドよりも未知の大きいペプチドが循環系に達している可能性が示唆されました。