前駆軟骨細胞ATDC5を用いた実験では、軟骨の潤滑物質であるアグリカン量がコラーゲンペプチド群で有意に増加しました。さらに、石灰化を促進する因子であるアルカリフォスファターゼ量およびカルシウム沈着が、有意に減少していました。

アルシアンブルー(AB)染色 : 硫酸粘液多糖類(潤滑物質)を染色
アルカリフォスファターゼ(ALP)染色 : 石灰化を促進する因子を染色
アリザリンレッド(AR)染色 : カルシウム沈着(石灰化)の指標を染色

コラーゲンペプチドは、関節のⅡ型コラーゲンの分解や石灰化を抑制し、さらに潤滑物質の産生を促進することで関節炎の改善及び予防をしていることがわかりました。

 

引用:Nakatani et al., Osteoarthritis and Cartilage (2009) 17, 1620-1627

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